テイルズオブシリーズの手配書やディレクターを務める穴吹健児さんのTwitterにて、「テイルズ オブ エクシリア」や「エクシリア2」の制作裏話が描かれています。
松山社長の「CC2ツイッターチャレンジ企画」に参加します。
昔、依頼されて描いたけど、お蔵入りになっていたTOSゼロスの手配書です。
もちろん誰にも見られないよう、夜中にこっそり一人で描きました(笑)
アマゾンギフトもらえたら開発費の足しにします☆#CC2ツイッターチャレンジ#拡散希望 pic.twitter.com/5b1HqyDpmY
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 16, 2020
TOAのソーサラーリングは、
機能を以下の3つに整理して考えました。①遠くに作用→ミュウファイア
②近くに作用→ミュウアタック
③自分に作用→ミュウウィング③は最初、ミュウバルーンという内容でミュウが風船のように膨れて浮く予定でしたが、却下されました(笑)https://t.co/89RpwvzlnD
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 13, 2020
実弥島先生からの返信を受け、TOAのミュウの話。
当時、ダンジョン担当だった僕はギミック解除の役割を持ったペットの同行を提案させて頂きました。
先生は快諾して下さり、ミュウが生まれたのですが、後に「穴吹がモデル」とお聞きし、驚愕しつつも嬉しかったんですの♪https://t.co/b4kZTKraFN
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 11, 2020
TOXではシリーズ初、戦闘中でもメンバーを入れ替えられるようにしました。
敵によってリンク相手を変えて戦ってほしい意図もありますが、お客さんに全キャラを楽しんで欲しい想いがありました。
全てのキャラモデルを戦闘時に読み込んでいるため、6人全員による戦闘リザルト掛け合いが生まれました。 pic.twitter.com/ETk8fa635N— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 8, 2020
ジュードは拳で戦うキャラですが、バトルの調整は苦労しました。素早く手数で圧倒するという指針はあったものの、実装してみるとレンジの狭さ故、被弾しやすく気持ちよく戦えませんでした。
そこで、近づいて攻撃する際、素早くステップインするという調整を行い、軽快に戦えるキャラになりました。 pic.twitter.com/CiNnNaEvZQ— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 8, 2020
キャラクターの構築の話。
マクスウェルとしての威厳を出すため「ミラには父性」を持たせ、バランスを取るため「ジュードには母性」を持たせています。
もちろん料理担当はジュードで回復もできる。
キャラ設定は当時の私の上司が担当していましたが、多くの才能の上でゲームは作られています。#TOX pic.twitter.com/EUJUvRt8zP— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 8, 2020
主人公の一人、ジュードの優しさを表現するため、シナリオ側からは「刃物は持たせず、出来れば棍で戦わせたい」と相談を受けていました。
当時、僕は棍で戦う主人公がどうしても想像出来ず、刃物は持たせないけど、素手で戦わせるようにしました。
ちなみにレイアにはその名残で棍を持たせています。 pic.twitter.com/BirJkJ33Vu— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 7, 2020
TOXとTOX2の違い、その2。
メニューなどのインターフェースデザイン。
ゲーム全体をパッケージするインターフェースに手を入れることでTOXをプレイした方も、新鮮な気持ちでプレイして頂ければと考えました。
TOX2の重要アイテムとなる懐中時計の歯車をモチーフにしたデザインで統一されています。 pic.twitter.com/EwLNJgLiR0
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 22, 2020
TOXとTOX2の違い、その3。
バトルに入る際の画面効果。
TOXでは画面が「X」に切り裂かれてバトルに突入するのですが、TOX2ではそれに「Ⅱ」をプラスしました。
最初は「2」という効果を入れて、画面を切り裂こうかとも思ったのですが、カッコよくなりませんでした(笑)
以上、違い紹介でした。 pic.twitter.com/vxaVARFmjZ
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 22, 2020
ルドガーが喋らないのもあり、エルがキャラ立ちするように心がけました。
戦闘後の掛け合いで出すために、戦闘時もモデルを読み込んでます。
プレイヤーがエルの存在を大切に想うようにした上で、いなくなった際の喪失感も与えたい。
タイトル画面はエルが途中でいなくなる前提で設計されています。 pic.twitter.com/zFtolNuHnV— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 7, 2020
X2において、Xのラスボスであるガイアスとミュゼを仲間にすることは、早い段階で決まっておりました。
「X2で仲間になる」ということが、期待感に繋がるよう、Xにおけるガイアスとミュゼ(特にガイアス)のキャラ作りには気を遣ってました。シナリオチームの頑張りのおかげで、X2は成り立ってます。 pic.twitter.com/mCc2WziQDz— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 7, 2020
X2はXのお客様にリーチするよう、Xキャラの魅力も伝えたいと考えてました。
ただ、メインシナリオでは表現しきれないため、任意起動で各キャラのエピソードを実装しました。ガイアスとミュゼまであるので、メインと同じかほれ以上のボリューム。
分子世界はXキャラのifを描くための設定でもあります。 pic.twitter.com/F7BWgdHrvp— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 6, 2020
Xの続編であるX2は、主人公の扱いをどうするかが悩ましい点でした。
お客さんはXのキャラが見たいので邪魔しないバランスが必要でした。
ルドガーはそういう経緯で喋らせないようにしました。
賛否両論ありましたが、ファン投票で1位を頂けたのは、彼の生き様とファンの皆様の愛のおかげです。#TOX2 pic.twitter.com/uIKVubT4q1— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 6, 2020
EXダンジョン「無明の霊異」をやり込むことによって得られる「変化衣装」は完全にデバッグモードなんですが、お客さんに楽しんでもらえると確信して実装しました。
また、闘技場ゲストキャラによる救済ルートも掟破りだったと思います。
受け入れてくれた馬場Pには感謝しかありません。#TOX2 pic.twitter.com/NaGeG384Vw
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 5, 2020
借金返済はプレイヤーにとって、大変なだけに完済した暁にはちゃんとプレイヤーにご褒美を与えたいと考えてました。
温泉のアニメはそんな中、出てきたアイディアです。
当時、アニメシーンの予算の取り方として、ギリギリ温泉シーンが作れる分が残っていたのも、非常にラッキーでした。#TOX2 pic.twitter.com/9iMrQfK6lG
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 5, 2020
X2はXの途中でやることになり、リソースの活用が前提でした。
Xのリソースはストーリードリヴンで構成されており、それを活用しつつ新規タイトルを作るには、ある程度ゲームドリヴンで進行させる必要がありました。
借金返済はそんな中、生まれた仕様です。
賛否両論ありましたが必要な仕様でした。— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 5, 2020
テイルズのバトルではパーティー戦が基本ですが、ルドガーの骸殻はあえて1人で戦わせ、遊びが変化するようにしています。
また、キャラが1体になるため、処理負荷にも余裕が生まれ、より派手な攻撃を出すことが出来ました。
1人でも戦える、圧倒的な強さを体感できます。https://t.co/GiJ7ca6sm2
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 19, 2020
ユリウス兄さんについて、その2。
最初のルドガーの選択肢で、
「わかってるよ、ユリウス」
「わかってるよ、兄さん」を選びますが、ここで選択した方の呼称で最後まで統一されます。
これもなかなかエモいですね。
良かったらチェックしてみて下さい。以上、ユリウス兄さんについてでした。
— 穴吹健児🐕 (@shibainu_kenji) February 23, 2020
コメント
ユーザーの知りたいのはゼスティリアの裏話なんですが
面白い話だけどいちいちヨイショがウザいな
骸殻化の原案考えたのは有能だな
うーん
馬場P懐が深いというか穴吹の暴走を止めるべきだろ…
現在進行形でX2やってるから、こういう話が見れて嬉しかった。
Xは1、2合わせてエクシリアなんやね〜
※1
この人ゼスティリアのスタッフじゃないのに何言ってんの
自分で金払って関連書籍でも買えば
※3
同意。今必要なのはエターニアやヴェスペリアのような作品。借金返済システムとか癖の強いシステムはいらないわ。アライズはどうなるかねぇ…
エクシリア2の温泉とかホモ臭凄くて気持ち悪かったぞ
あれはやりすぎ
楽しかった。
戦闘中に控えメンバーからも出せるってのが個人的には凄く好きだったな
※1
Zの話なんて別に聞きたくないぞ(もちろん話してくれたら読むけど)
全部Zにつなげなくていいよ。関係ないところででしゃばられてもそういうのうっとおしいから
手配書って全部同じ人が描いてたのか
温泉エンドの男性陣のところはめっちゃキモかったの覚えてる
必死こいてハッピーエンド探したもんだ
闘技場のアレは違うと思うけど
寒い悪ノリってこの人担当なのか…そうか…
やはり英雄エンドは遊びというより救済としての意味合いが強かったのか
言い換えればアレくらいのミラクルがなければ
片方を助けられなかったという悲劇が強調されることに
どうせならユリウスも纏めて救済してやれよ
エクシリアは所々どうしてそうなったのかとか、何で突然そんなことを言い出すのかとか、全体的にシナリオの流れがよくないというか、これが小説だったら途中で読むのをやめていただろうなと思う展開が多かった印象がある